中国、アメリカ、欧州、日本。世界の各市場で、株価下落のドミノが続いている。
今日になってアメリカの金利にポジティブな状況が生まれたからか、少し戻しているが全体的なセンチメントは変わらなそうだ。
YoutubeやSNSなどでのインフルエンサーの発言もそうだが、数多くの場所で泥船から飛び降りろ！というようなものの言い方が目立つ。
長期やスイングでやっている人たちは戦々恐々としていることだろう。
私たちデイトレード民は涼しい顔だ。買いでも売りでも入ることはできる。なんなら含み損なんてものは市場に入っているときだけしか存在しない。もちろん勝率は５割だから負ける日もある。だが日々の損失など微々たるものだ。スイングで期間リスクをとっている彼らに比べれば、夜のベッドの中での時間のいかに安らかなことか。
多くのひとはこういう相場に耐えきれない。株価が上昇しているときは強気にもっと上がるに違いない、と勝手に思い込んでポジションを増やす。でもなんの根拠もない。チャートがそうなっているからこれからもそうなるに違いない！と勝手に思い込む。
そして株価が下落しているときにはこれ以上下がったらたまらない！と勝手に思い込んでポジションを減らす。でもなんの根拠もない。
こういう投資行動は、株価が予測できるものだ、という考え方に立脚している。なので根本から間違っている。
株価は予測できない。
株というのは安く買って高く売れば利益がでる、という仕組みだ。そういうものなのに、みんな上がりきった株を買い、下がりきった株を売る。これでは利益はでない。
世の中には雲霞のごとく投資にかかわる情報が流れている。その中には数多くのポジショントークが含まれる。その真贋を見抜く目をもつことは大事だが、簡単に出来るようなことではない。多くの時間をかけて、世の中の仕組みを勉強しなければ、その入り口にすら立つことなく、情報をきちんと活用することは難しいだろう。
一昨日は私はトレードを休み、昨日はトレードを行なった。昨日のトレードで少し前までの損失は取り返して利益も出した。
ちなみに昨日はこれまでにないぐらい日経は下落している。
大きな上昇も下落も、トレードを続けていれば必ず遭遇する。そういうときにぶち当たっても、自分を見失わないようにするために学習や分析、というのははするものだ。
みんな株式投資やトレードは決して「おいしい話」などではなく、地味で地道な努力の上に普通では得られないような大きな利益を得る可能性があるという話だということを知らない。
人に任せて、誰かの責任にしてそんなことが実現できると思っているのなら、今すぐ考えを改めたほうがいいと思う。
他力本願と自己正当化バイアス。これに慣れきってしまって努力をしない人が増えている。これが何を意味するのか。
そういう人はそのうち大きなしっぺ返しを食らうことになるだろうと思う。
自分の過ちや気が付いていない可能性、そこに目を向けることが出来る人は強い。
それこそが、自分を成長させてくれるものだということに気が付いている日は強い。
10/3 トレード休み
10/4 １０銘柄でトレード ＋2.925％
