Office TEAM101

ライフマネジメントアドバイザー TEAM101のブログです。

家計管理に万人がうまくいく正解なんてない

家計簿って、みなさんつけたことあります?

ある人ない人いると思うんですけど、要は家計管理っていうやつのなかでやんなきゃいけないことはたった一つ。

 

「将来的に必要な資金をあらかじめ貯蓄したうえで、家計が黒字で回っていくようにする」

 

これ。

これが家計管理の目的です。

 

家計簿付けてる人でも、その家計簿つかって何するの?って話になったとき、そもそもつけるだけつけて何もしてなかったり、生かし切れてなかったりする人が多いです。

単月で黒字だったらまあいいや、とか、100万円絶対貯蓄がきらないようにするのを目標にしてる人もいました。

まあそれはそれでいいんですけど、そういった方々に共通して言えるのは、

 

「将来的に必要な資金をあらかじめ貯蓄」してない

 

ことでした。

殆どの方が、収入から毎月の支出をひいて、残ったお金が貯蓄に回る、そんな感じです。

で、家計簿つけてお金が貯まらないってお話をされるんですが、これで貯まるわけがないんですよね。

 

家計支出って、その月その月で必ず変動しますよね。服買ったりする月もあるだろうし、医療費にガッツリお金かかる月もあるかもしれんし。クリスマスとかお正月とか支出が多い月もあれば、電気代とかも冷暖房の使用頻度とかでずいぶん変わったりってのもあるでしょう。

 

それで残ったお金を貯蓄って話になるんでしょうけど、それじゃあ貯まるお金は一定ではない。なんなら支出が多すぎて赤字になることだってあるでしょう。

 

これでは家計支出のどこに問題あるのかつかめないわけです。

 

お金貯めようと思うなら、幾ら貯蓄しないといけないか、という目標設定があって、その目標設定のためにやっていかなきゃならない毎月の貯蓄額を割り出して、それを給料もらった一番最初に貯蓄口座に移して、残ったお金で生活する、ってやり方に変えないといつまでたっても貯まらないです。

 

その目標設定にしたって、家計の現状踏まえたときに出来るのか?できないのか?できないとしたらどうやったらできるのか?を踏まえて計画や目標設定しないと、そもそもうまくいきっこないわけで。

 

結局それをやるのもライフプランやんないとわかんないわけです。あなたの将来に必要になるお金がいくらなのか割り出すのもライフプランの役割なので。

 

家計管理とライフプランは車の両輪で、家計管理が単月での収支を見ていく短期の経営計画なら、ライフプランは会社の行く末を考える長期の経営計画です。

 

その家計管理のやり方だって、家計簿つけるのが苦手な人もいるだろうし、数字を追うのが苦手な人もいるでしょう。

逆にエクセルとかで表を作って、ピボットテーブルとかでガッツリ分析したり、家計簿アプリ使って管理してる人なんかもいますよね。

 

その具体的なやり方って、結局本人にとってやりやすいやり方でないとストレスになって続かない。

エクセルだろうとアプリだろうとなんならノートに手書きだろうとなんでもいいんですけど、本人がやりやすいやり方でお金の出入りをしっかり把握しとかないとね。

 

現状どうなってるのかわかんないのにお金なんて貯まるわけない。この現実を受け入れるのすら嫌って人もいるのでそうなると手の施しようがないです。変わろうと思わないと人間動けないものなので。

 

家計管理も何のためにやっていく必要があるのかきちんと自分の人生と向き合って、目的や目標意識を持つことが大事です。

なーーんとなくお金が貯まんないんだよなあ、ではなく、これのためにお金貯めるんだ、っていう気持ちがまず一番大事。

そうすることで、何にお金を使うのか、っていうことに優先順位が付いてくる。そうすれば初めて、何が無駄で何が必要な支出なのかってのがはっきりしてくる。

 

肝心なのは、あなたの支出にしっかり優先順位をつけること。

うまくいかない人はそこから初めてみるといいかも知れませんね。

 

FPから上から目線であなたの家計はこうだから、これは無駄だこれは必要だなんてことを言われる筋合いはないわけですよ。家計管理の当事者であるあなたの中にしか、正解なんてないんだから。

貴方の家計管理の目的にきちんと寄り添えるFPさんと、皆さんがご縁がありますように。