写真はジビエ肉である。
昨日、私が唯一法人コンサルティングを受託している会社の従業員さんのお宅にお邪魔する機会があった。この従業員さんも、この会社の常務とその息子さん、娘さん夫妻も私の生徒さんである、という非常に深い関係だ。
私は法人コンサルティングは基本的に受託しない。そんなことをしていたら生徒さんへフォローをしていく時間が無くなるからだ。だが、こちらの会社だけは、常務である生徒さんやその息子さんたちも含め、多くの生徒さんがいるという側面もあり、会社の先行きも含めて一緒に面倒を見てほしい、というご依頼を受け、受託している。
で、この会社に、Tという従業員がいる。彼は、私の最初の生徒さんであり、私の両親と彼の両親にも付き合いがある。家も近所で、彼自身よく私の家に来て一緒に呑んだりする。
Tは、もともと飲食畑で、数多くの店舗をまとめるマネージャーのような仕事をしていた。今はこの法人の従業員ということで全く違う仕事をしているが、料理の腕は確かなうえ、人を見る目、物事の背後にあることなどについて見抜く力を持っている。そして、人と人との人間関係において、間に入って潤滑油のような役割をするのを得意にしている。
そもそも彼との出会いも劇的だった。どんな出会い方をしたのか、というのはいずれ書くこともあるだろうが今日は割愛する。
さて、今日はこの会社の面々が集まり、みんなでジビエ肉を囲んで会食した。
その場所、というのがこのTの家だった。
こんなことは、普通の会社の関係ではそうそう起きないことだと思う。
当然、全員私の生徒さんだ、という側面もあるだろう。しかし、だからといって会社の役員が従業員の家にお邪魔して会食をするなんていうことはまず聞いたことがない。
ともあれ、Tのご家族との挨拶も済ませ、奥様とTの作る料理に舌鼓を打ちながら会食は和やかにすすんだ。
その後、Tと常務とその息子と私でカラオケにでかけた。5年は行っていなかったので非常に新鮮だった。
私がこの仕事を始めて、いろいろなミラクルを目にしてきた。
人との出会いやつながりが、生み出す数多くの奇跡だ。このTと私の出会いもそうだしTの勤めるこの法人の今、もそうだ。
言ってみれば、この会食がTの家でできた、ということすらもその一つだと、背景にあることを思えば思わざるを得ない。
そんな普通に考えたらそんなことありえないだろう、ということが、この仕事を始めて次から次へと起きているのだ。
世の中は確率だけでは量れない。
そんなことうまくいくわけないじゃん、というようなことを、何か事を始める前には必ず誰かに言われるものだ。
だが、金融市場と同じだ。物事は確率だけでは量れない。
人の気持ち、出会い、そういったものが、奇跡を起こすことがある、しかも、それは私たちが考えるよりもずっと、頻繁に起きているのだ。
今、もし、この記事を見ているあなたが、自分の今おかれている境遇のなかで不遇を感じていたとしても、いつか状況は必ず変わる。
もう無理だ、と思うような状況も、何かをきっかけに大きく好転することもある。
ただし、諦めたり、行動しなかったりする人には絶対にそんな奇跡は訪れない。
希望を捨てず、自分の人生をより良いものにしていくことを、諦めずにいてほしいと思う。
奇跡は、あなたのすぐ近くに落ちている。あなたがそれに気が付くことが出来ればいいだけなのだ。