Office TEAM101

ファイナンシャルプランナー兼デイトレーダーの個人事務所 OFFICE TEAM101のブログです。https://office-team1010.webnode.jp

紺衣のランダムウォーカー

言わずと知れたタロットカードである。先日、このタロットカードによるセッションをやってもらったときに、最初に今回自分が達成したい、かなえたい、と思っていることのイメージに近いカードを選んでくれ、と言われ、わたしが選んだのがこのカードだった。

 

なんでタロットなんか?とか思うかもしれない。私の読者の多くは私の友人か、もしくは私の仕事の上で関連する方か、もしくは、投資やトレードといった世界の住人だろうから、きっと私といわゆる「占い」が結びつかなくて混乱する諸氏もいらっしゃるかもしれない。

 

しかしはっきりここで明言しておくが、私は占いを「活用する」。信じるとか信じないとかではなく「活用する」のだ。トレードの判断に使うことすらある。そしてそれが成果を上げる「こともある」。

 

もっとも、読者諸氏の考えているような活用の仕方ではない。占いというのは当たるも八卦当たらぬも八卦だ。そしてトレードもこれはある意味同じだ。勝つこともあれば負けることもある。勝率は常に50:50だ。

これは、言い換えれば占いもファイナンス理論も同じ「不確実性に向き合う技術や知恵」だ、といえることになる。

 

こじつけだとか思う諸氏もいるかもしれない。が、そもそもこの世界のランダム性・カオス性といった「不確実性」を分析し検証し道を指し示すものとして存在するファイナンス理論とありとあらゆる占いは、アプローチの仕方が違うだけだということに気づけば、そうそう馬鹿にできなくなるのではあるまいか。

そもそも、日本テクニカル学会だって、大真面目に中国古来の易を使ってテクニカル分析をしてトレードする、ということを研究していたりする。

なんなら占いのほうがファイナンス理論などよりもはるかに歴史の長い統計学だ。人間の集合知が集積されたものであるともいえる。占いを科学的に、ファイナンス理論を通して見つめてみれば、そこには新たな価値観や物の見方が生まれてくる。

 

占いにも多種多様な種類がある。その中で私が実際に出来るのはゲマトリアカバラ数秘術だ。実際クライアントに占ってくれと言われやったこともある。占いの役割は、自分の本心や役割に気づき、道を自らの心に指し示すことにある。背中を押す、という役割だ。

どのような結果になったか、それがよいとか悪いとかではなく、きちんとその結果から何を受け取るのか、ということが大事なのであり、そこから前に進むことができるように何らかの結果を得るためのものだともいえる。

これはとどのつまり、現実に存在する情報を分析し道を指し示す、という点でアプローチの仕方が違うだけで、ファイナンシャルプランナーもやっていることは同じだ。違うのは、アプローチの仕方が違うだけなのだ。求める結果は、クライアントが前を向いて、目標意識をもって生きていくための手助けをすることにある。

 

今回私をタロットでカウンセリングしていただいたじゃはみさんという方は、よーーくそこをわかっていらっしゃるタロット&オラクルカードのフォーチューン・セラピストだ。

 

彼女との出会いは私が根城にする例のオーガニック正直不動産、神宿る古民家カフェのマルシェでだった。

オンラインで一度セッションを受け、その後いつか対面で一度お願いしたいなと思っていたところ、時間ができたのと今後のことで少し悩んでいたのもあり思い切ってお願いすることにしたのだ。

 

「タロットにはそもそも良いカードだとか悪いカードだとかいうのはないんです。受け取る相手がそれをどう感じるかだし、そこから未来を制限したり閉じたりするのではなくて、自分の心の声や可能性に気づくためのものだと私は思います。」

 

ライフプランニングをやっていてもこれは同じだ。ライフプランは自分の現実を知って打ちのめされるためにやるものではない。自分の将来を、現実を知ったうえでどのように改善していくべきか、ということについて気づいてもらい行動を変えるきっかけにするために行うものだ。

「世間の物差しに当てはめて、なんでもかんでもこれが正しい、あれは間違ってる、っていうその感覚自体が私はおかしいと思うんです。100人いれば100人の正解があって、100通りの間違いがある。100人いれば、100通りのカードへの感じ方がある。100人みんな、違う人格で違う人生なんだから、自分の思うように生きられる手助けをする、そう生きていいんだ、っていうきっかけになるのが、私の役割だと思っています。」

 

私は大きくかぶりを振ってうなずいた。実際問題今の世の中、絶対このように生きていれば大丈夫、なんていう世の中ではない。不確実性にまみれ、いったいどのように生きていけばいいのか悩み迷う人は多い。

その中で、占いとライフプランニングではわかることと指し示す道しるべの「種類」が違う。目的はクライアントが前を向いて目標を持って生きる手助けをすることだ。それは占いもライフプランニングも同じだ。

 

様々なアプローチがあれば、それだけ視点は多くなる。1つのものを違う方向からみれば、全く違った姿が見えてくる。それは、自分自身を知る、ということにおいては非常に大事な作業に他ならない。

自分がどうしたらいいのか、ということを聞くのではなく、自分が本来どうなればいいと思っているのか、ということに気づいて行動を変えることが大事なのだ。それがなくただ自分がどうしたらいいのかわからないからそれを他人に教えてもらおうなどというのは活用の仕方を間違えているのではないか、と私は思う。

占い師もファイナンシャルプランナーもアプローチの仕方は違えど、そうやってクライアントが前を向いて生きる手助けをする職業だと私は思っている。なので占いを私は活用する。特にトレードにおいてはとある占いを用いたトレーディング手法とツールすら開発している。もちろんこれは門外不出だが。

 

さて、結局私の今回占ってもらったこと、についてだが、なんとなく最初から答えがどうでるか私はわかっていたのかもしれない、とやってもらった後で思った。

「流れは来ているから、今はしっかりリラックスして、心と体を休める時期ですよ、ってカードは言ってます(笑)」

 

さて、きょうは久しぶりに映画でも見ながらビールでも飲んで、早めにゆっくり眠ることとしよう。

 

 

彼女のセッションを受けたい人はまずは下記のInstagramのアカウントに連絡してみると良いだろう。

悩めるあなたの心を声をしっかり引き出して、迷いを断ち切ってくれることだろう。

 

hazama_pyxis   光と闇に橋を架ける間(はざま)の対話師

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